費用
墓じまいのお布施はいくら?閉眼供養との関係と渡し方
墓じまいで相談になるお布施について、閉眼供養との関係、金額を決める前の確認先、渡し方の考え方を整理します。
公開 2026.09.08
この記事の要点
墓じまいのお布施は、閉眼供養など宗教的・慣習的な場面で相談になる費用です。 法律上の改葬許可や墓石撤去工事とは性質が違うため、同じ「墓じまい費用」として混ぜずに分けて確認します。
金額は寺院、宗派、地域、これまでの関係によって異なります。確認できない平均額を前提にせず、寺院へ考え方を確認するのが基本です。
お布施には全国一律の金額基準はない
まず知っておきたいのは、お布施には一律の料金表がないことが多い点です。 国民生活センターの離檀料に関するFAQでも、離檀料はお布施の意味を持つものとして説明され、明確な基準はないと案内されています。

お布施は何に対するものか
墓じまいのお布施は、墓石撤去工事費や行政手数料ではなく、閉眼供養など宗教的な供養に対して相談になるものです。 工事費の見積書に含まれるものではない場合もあるため、費用管理では項目を分けます。
たとえば、石材店へ支払う撤去費、自治体へ提出する改葬許可申請に関する費用、新しい納骨先の費用、 寺院へ相談するお布施は、それぞれ確認先が違います。
閉眼供養との関係
閉眼供養は、墓石を撤去する前に行われることがある宗教的な儀式です。 ただし、すべての墓じまいで同じ形になるわけではありません。宗派や寺院の考え方、墓地の管理規則、家族の意向で変わります。
一方、改葬許可は焼骨を別の墓地や納骨堂へ移すための行政手続きです。 厚生労働省は、改葬を行う場合には市町村長の許可を受けることを案内しています。
閉眼供養を行うか確認する相手
閉眼供養を行うかは、菩提寺、墓地管理者、家族に確認します。 寺院墓地では菩提寺、民営霊園や公営墓地では管理事務所、家族内では承継者や費用負担者の意向を確認すると進めやすくなります。
宗派や墓地によって扱いが異なるため、「必ずこの形で行う」と全国共通ルールのように決めつけないことが大切です。
「お気持ちで」と言われた場合
「お気持ちで」と案内された場合でも、全国統一額を探して決める必要はありません。 寺院へ「皆さま、どのようにお包みされていますか」「当日はどのように準備すればよいですか」と確認すると、 家族内で説明しやすくなります。
お布施と離檀料を混同しない
お布施と離檀料は関連して話題になることがありますが、同じ意味とは限りません。 離檀料は寺院墓地を離れる際の関係整理として相談になることがあり、 高額な金額を求められた場合の確認方法は離檀料の記事で整理しています。
渡すタイミングや表書きは寺院へ確認する
お布施を渡す場合は、日程、依頼内容、表書き、渡すタイミングを寺院へ確認します。 失礼を避けるためにも、家族だけで金額を決め込まず、寺院の案内や地域の慣習を確認してください。
| 確認項目 | 聞き方の例 |
|---|---|
| 依頼内容 | 閉眼供養をお願いする場合、どのような流れになりますか |
| 金額の考え方 | 皆さま、どのようにお包みされていますか |
| 渡すタイミング | 当日はいつお渡しすればよいですか |
| 同席者 | 家族はどこまで同席するとよいですか |
菩提寺がない場合
菩提寺がない場合でも、閉眼供養などを希望するなら、墓地管理者や依頼予定の業者へ相談先を確認できます。 ただし、紹介の可否や費用の考え方はサービスや地域で異なるため、見積もり時に別項目として確認してください。
注意点
お布施、離檀料、墓石撤去費、行政書類の費用、新しい納骨先の費用は分けて管理します。 どれか一つの金額だけを見て「墓じまい全体が安い・高い」と判断すると、家族への説明が難しくなります。
確認チェックリスト
- 閉眼供養を行うか家族で確認した
- 寺院へ依頼内容と日程を確認した
- お布施と工事費を分けて整理した
- 金額の考え方を寺院へ丁寧に確認した
- 改葬許可など行政手続きは別に確認した
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行政手続きとの違いは墓じまいの手続き早わかり、 費用全体の分け方は墓じまい費用ガイドで確認できます。